五術

季刊五術:昭和53年2月号 紫微斗数の財運の見方

紫微斗数の財運の見方 季刊五術:昭和53年2月号紫薇斗数推命術の十二宮のなかでの財帛宮は、その人の一生を通じての財運のよしあしの一切を示す部位です。ですから、この財運という言葉を吉凶・貧富だけにわけたのでは、非常に漠然とした判断で的を得る事…

季刊五術より その18

【 運命の作用(命)】 佐藤六龍著 季刊「五術」昭和56年掲載文から抜粋 後編 これをもう少し極端にいいますと、いかによい結婚をする命の人でも時には命に反して悪い結婚をしてしまう。また、いかに悪い結婚をする命の人でも命に反してよい結婚をしてしまう…

季刊五術より その17

【 運命の作用(命)】 佐藤六龍著 季刊「五術」昭和56年掲載文から抜粋 前篇 私が五術を講習しだしてからちょうど十一年目になります。その間、いろいろの事がありましたが、現在もただ一つ残念な事があります。それは、どうして運命学に興味を持つ人は、非…

季刊五術より その16

【富命と貧命】(命) 佐藤六龍著 - 季刊「五術」昭和56年6月号掲載分から抜粋 – 後編 子平でいう財とは、自己が汗水たらして働いた金銭を財という。故に親からの財がいくらあってもそれは富命ではない、また、土地などの値上がりの財も同じである。 故に、…

季刊五術より その15

【富命と貧命】(命) 佐藤六龍著 - 季刊「五術」昭和56年6月号掲載分から抜粋 – 前篇 最近出して好評を得ている『四柱推命実践命譜』という書について大きな失敗をしてしまった。本そのものがどうこうというのではない。あの本は、中国近代史に登場する実在…

季刊五術より その14

「傷官」考 (命) 佐藤六龍著 季刊「五術」平成6年2月号掲載文から抜粋 後編 話は変りますが、日本の一般のインチキ四柱になりますと、この傷官を、字づらだけ からとらえています。 大阪の遁甲の講師をしていただいている、あの山内久司先生(必殺シリーズを…

季刊五術より その13

「傷官」考 (命) 佐藤六龍著 季刊「五術」平成6年2月号掲載文から抜粋 前篇 新講義として『子平典故』と『子平芸海』をやるために毎晩、原文と辞書の引き比べに苦労しています。そして、今さらに中国は文字の国《文化発生の地》という感を新たにしています。…

季刊五術より その12

【五術における六親】 佐藤六龍著 (会報誌:季刊「五術」平成18年12月号掲載文から抜粋 後編) 中国の命書を見ていますと、何歳の凶運に親に死にわかれた。何歳の凶運で子が死んだ――とありますが、これはすべて前述の六親のあらわす事象の定義を理解してい…

四柱推命象意集錦と子平窮通律

陽政道氏の講座案内です。 詳細は、陽氏のブログ「陽政道の五術的日常」をご覧ください。 1.「汚玉不清 喪尽天良」日主辛金の隣に忌神の己土がある。自分のために平気で人を裏切る人。性格に不純なところがある。忌神印の作用で、食傷を剋す為に、結果的に…

季刊五術より その11

【五術における六親】 佐藤六龍著(会報誌:季刊「五術」平成18年12月号掲載文から抜粋 前篇) 「六親」は、五術上では子平術の変通星、六壬・五行易の虚星(五類)をさしますが、一般では親族の意にとって使用しています。両親・兄弟姉妹・子女・配偶者を六…

子平占卜とは

陽政道氏が、教室で7月から始める子平占卜とは、どんな占いか、ざっと紹介します。 A社に就職してよいかを占う。 課式体神は日主辛、課式用神は丁占的体神は日主辛、占的用神は不透の丙課式体神と占的体神が一致しているので、就職には問題はない。課式用…

季刊五術より その10

【命とトの本質的差】 佐藤六龍著 (季刊「五術」昭和60年12月号掲載文から抜粋 後編) 3、トの場合、占的占事によってトの占術の理論法則を、前述の三点を参考にして設定しなおさなければなりません。 占的占時の吉なり凶なりの条件(状態というべきか?)…

季刊五術より その9

【命とトの本質的差】 佐藤六龍著 (季刊「五術」昭和60年12月号掲載文から抜粋 前篇) 五術の中で「ト」と「命」は非常に占術的性格がちがうものです。このちがいを十分に知っていないと、命・トの使いわけができません。 もちろん、占事と占的が命とトでは…

季刊五術より その8

四柱推命の象意(命)― 財・官・印について ― 季刊「五術」・昭和55年9月5日号掲載文から その4 比肩というのは、日主とおなじ陰陽、おなじ五行にあたる干です。 劫財というのは、正財を剋す干です。 食神というのは、正財を生する干です。 傷官というのは…

陽政道氏の講習のご案内

陽政道氏から、7月からの新規講義の開示依頼がありましたので、 こちらでも提示いたします。受講の申し込みは、直接陽政道氏へ お願いします。ブログ「陽政道の五術的日常」をご覧ください。 ******************************…

季刊五術より その7

四柱推命の象意(命)― 財・官・印について ― 季刊「五術」・昭和55年9月5日号掲載文から その3 今度は、正官について考えてみましょう。いうまでもなく、正官とは、 1、日主を剋す干 2、日主と干合する干 であり、剋すとは、支配する、制御するというこ…

季刊五術より その6

四柱推命の象意(命)― 財・官・印について ― 季刊「五術」・昭和55年9月5日号掲載文から その2 ここで正生という言葉が出て来ましたが、正とは偏に対 していう言葉であり、その意味は、 正とは、陰陽が違う関係 偏とは、陰陽が同じ関係 ということです。 …

季刊五術より その5

四柱推命の象意(命)― 財・官・印について ― 季刊「五術」・昭和55年9月5日号掲載文から その1 一般に信じられていることは、子平はただ吉凶の断だけで、象意はむしろ紫薇斗数に頼るべきだということです。しかし、これは根も葉もないことであり、単なる想…

季刊五術より その4

【金もうけの占い】 佐藤六龍著 - 子平の財と皆財論 (命)- (季刊「五術」平成13年3月号から抜粋 後編) 競争も他と競うのではなく、他がだめになるから、自分が勝つ、という道徳を排した実践的占術感に立ったものなのです。具体的方法として遁甲行軍三奇…

季刊五術より その3

【金もうけの占い】 佐藤六龍著 - 子平の財と皆財論 (命)- (季刊「五術」平成13年3月号から抜粋 前篇) 人間の三大欲望は、「財・禄(官・権)・寿」とされています。 これは何人といえども望まない者はなく、しかも希望がなかなか成就できないものなので…

季刊五術より その2

子平・紫薇の象意(命)】 佐藤六龍著 (季刊「五術」平成6年12月号から抜粋 後編) 小生がいつも述べていることですが、五術というものはすべて世間一 般的な考えや規範で象意や吉凶をいっているのではなく、あくまでも 五術側からの考え・規範で象意や吉凶を…

季刊五術より その1

陽政道氏より、香草社で発刊していた「季刊五術」の記事を提供いただいた。 私も過去読んでいたが、改めて読み返すと、結構良い記事である。 一般の方は、もう入手できないでしょうから、ここでいくつか紹介していこうと思う。 子平・紫薇の象意(命)】 佐…

董公擇日2

妖星如作此星者,名曰玄武符入宅。若人起造、嫁娶、移徙、祭杞,不論大小動用,入宅、開張鋪店等事,不出一年內,人口灾凶,遭官失賊,牢獄刑禁。主人口落水,四百日後,主人口有腹痛疾死,田宅退散。蓋惡星來害,主伯衰敗,定主服動損長男,大凶。主當日衍…

董公擇日1

董公擇日、正式名は、九天上聖祕傳金符經と言います。金經曰:天有九星,願濟世間,五音人推用。凡有用者,先於曆內看日辰,便隨四季六十甲子。 逐日取用。看天星利與不利世人,多即檢閱諸書,通用便許作用,而不知誤人多矣。致使人亡家破,橫遭官刑,牛馬退…

密教占星術13

13.天実星生まれの人 ①性格・運勢 温和な性格の為目上に人の引立てで大成功します。若い頃は苦労 しますが、晩年は安定します。 ②金銭 ぼろい儲けや大事業は無理でしょうが、堅実に財を残していきま す。 ③恋愛・結婚 卯・未・寅年の人と縁があり、誠実な行…

密教占星術12

12.天煉星生まれの人 ①性格・運勢 外柔内剛の堅実な性格で社交性にも富んでいます。若年の頃より 人の上に立つ。 ②金銭 金銭の出入りは激しく、物質運も相当なものですが、散財もまた 多いです。 ③恋愛・結婚 寅・卯・午年の人と縁があります。相手を信用す…

密教占星術11

11.天堕星生まれの人 ①性格・運勢 頭脳勝れ剛直な性格。中年期までは浮沈が激しく、中年以降は安 定します。 ②金銭 金銭の出入りはかなり激しいですが、身に付かない傾向がありま す。 ③恋愛・結婚 丑、辰年の人と縁があります。女性は才色兼備で玉の輿にの…

密教占星術10

10.天緩星生まれの人 ①性格・運勢 才能が有り、時には大成功をみますが長続きしません。肉親に縁 が薄い。 ②金銭 地位や名声は得ても、経済的な点ではあまり成功はみません。 ③恋愛・結婚 子、辰年の人と縁があります。配偶者の事で問題を起こす暗示が あり…

密教占星術9

9.天老星生まれの人 ①性格・運勢 温和で器用な性格ですが、消極的で、浮沈の多い人生を送ります。 ②金銭 積極的に生きることを心がければ、財運もかなりあり、蓄財も可 能です。 ③恋愛・結婚 卯、午、戌年の人と縁があります。愛の行為に消極的なのは禁物 …

密教占星術8

8.天合星生まれの人 ①性格・運勢 明るく清く安泰に栄える運気。勢いよく発展しますが、中年以降 は衰運。 ②金銭 生活するのには十二分の財運があります。ただし中年以降に散財 が多くなります。 ③恋愛・結婚 寅、未、戌年の人と縁があります。相手の心を理…