五行で判断する姓名術第5回
8.大過・不及による判断
大過というのは、五格のうちで、同じ五行が三つ以上ある場合を示します。
大過の場合は、過ぎたるは及ばざるがごとしもまた真となる。
木行大過は、自分の利益のみを追求しようとする。
兄弟姉妹に縁が薄く、また片親に縁が薄い
女性は婚姻に支障がある。
火行大過は、礼を失する人となり、舌禍あり。
女性の場合、縁薄くなると断ずる。
土行大過は、自信の問題で迷いが多く、決断力に欠ける。金銭には困らない。
女性の土行大過は男性縁定まらず、また男女ともに結婚に迷い多い
金行大過は、偏屈。また神経の異様な興奮
男性は職業に迷い、女性は夫婦縁定まりがたい
水行大過は、考えすぎ。人の策に乗せられる。
職業、住居に変動多し
男女ともに縁談に支障あり
木行不足は、兄弟姉妹が少なく、友人を求める。気ままな行動
火行不足は、子供に縁が薄い。技能的な研究を求めていく。
土行不足は、金銭欲が強い、男性は異性を求める
金行不足は、名誉・権威を求める
水行不足は、旅を求め、文書文学を求める傾向がある。
また信仰を求め、これによって悩む。
病占
欠如している五行が、その人が一番かかりやすい病気の部位を示す
木 目、肝、胆のう、神経と分泌
火 唇、心、小腸、循環と造血
土 舌、脾、胃、消化
金 鼻、肺、大腸、呼吸と排泄
水 耳、腎、膀胱、生殖と分泌
五行がすべて揃っている姓名は浮沈が少ない運勢と見ることができます。
次回に続く