五行で判断する姓名術第7回
前回は卜占的方法を紹介したが、今回は命占的手法である。
行運の見方
①大運
10代の運勢は、外格数+1を大運数とする
20代の運勢は、外格数+2を大運数とする。
以下同じ。ただし、2桁の数字となった場合は、大運数は1の位の数字とする。
上記で求めた大運数を十干に置き換える。
人格を十干に置き換えたものと対照して、運勢を出す。
・人格と大運数が比和で陰陽が同じ
平:独立分店・結婚の可能性がある。競争が激しくなる年でもある。
・人格と大運数が比和で陰陽が異なる
凶:上下関係がうまくいかない時期で、失敗損失が多く経済面で苦しくなる。
・人格が大運数を生じて陰陽が同じ
吉:人間関係の良い時期で、有形面での福徳が多い。また精神的に満足の多
い年である
・人格が大運数を生じて陰陽が異なる
凶:苦労が多く、損失や病気等災いをもたらしやすい年である。男性は職場
でのごたごた、女性は夫婦生活の面で苦労する。
・人格が大運数を剋して陰陽が同じ
吉:経済面が良好な時期で、お金がたまる。男性は女性運に恵まれる年でも
ある
・人格が大運数を剋して陰陽が異なる
吉:仕事が順調に進む時期で、努力が評価される。社会的信用も増す。男性
は女性運にも恵まれる。
・人格が大運数に剋されて陰陽が同じ
凶:すべてに凶兆が多く、苦労の多い年です。特に女性は男性関係で注意が
必要です
・人格が大運数に剋された陰陽が異なる
吉:自分の能力を表現できる時期で、実力を認められ、就職も成功する。地位
の昇進や事業の発展があります。未婚の女性は結婚の可能性も。
・人格が大運数に生じられて陰陽が同じ
凶:うまく仕事が回せない時期で、生活面で不安の多い年です。家庭面では
経済的に問題が起きやすい。
・人格が大運数に生じられて陰陽が異なる
吉:努力が認められる時期で、上下関係もうまくいくため、引立てをうけ、多
く利益を得ます。
②年運
地格に見る年の数え年を加えて年運数とする(大運数と同じように2桁になった
ら1桁部分を採用する)
あとは、人格と年運数の見方は、大運と同じである。
③判断は、大運と年運を合わせて判断する。
大運数の十干と年運数の十干を見て、生じられる方、剋す方、比和であれば陰干
の方の象意が生きてくるとみる。
以上