五術

王文澤秘伝・相外知内術 第22回

談話要項應筆録 討厭上客吉林
話の中で重要なことは、記録として残し相手にも見せ
ておくことが、トラブルを防ぐことになる。
嫌いな上客を相手にする場合は、顔に出してはいけな
い。高級な朝鮮人参のように大切にしなさい。

多聴少言識對方 知彼知己好主張
じっと聞いて、少ししゃべることで相手をよく知るこ
とができる。こちらが一方的にしゃべっては相手のこ
とが分からない。
相手を知って、自分を知って初めて的確なアドバイス
ができる。
   
話不通順談身世 莫論世事與家常
話がちぐはぐになる場合は、まず自分の身の上話をし
なさい。(相手は反論のしようがないから)
それで、相手がこちらの話に納得して通じるように
なったら話が通じる。
一番いけないのは、経済の話とか、難しくない一般的
な話をすることである。

喝酒莫酔莫乱性 紅白両事必在場
客と酒を飲む場合でも、仕事の延長と考え、酔っては
いけない。乱れてはいけない。
祝い事や葬式などには必ず出席しなさい。出ると出な
いとでは商売が違ってくる。

未託代做多管事 慎防付費不可當
頼んでもいないのにやってくれるお節介な客には気を
つけなさい。向こうが勝手にやってくれても代金を
こちらが払う段にになると払えないようなこともある。
親切心でやって悪気がないだけにややこしいことになる。

 終わり