王文澤秘伝・相外知内術 第1回
1週あいてしまいましたが、次のネタにうつります。
透派10代王文澤秘伝「相外知内秘術」と言います。内容的には、外を
見て内を知る、人相以前の人相術。鑑定家が客を前にして、相手がどん
な人かを知るための心得のようなもので、弟子が独立する際に、与えた
ものとされています。
内容としては、秘伝というほど難解なものでもなく、ビジネスの場でも
応用の利くものです。
1.出生
原文:独生不管女與男 任性唯我少笑談
訳):一人っ子は女でも男でも同じである。我儘で、自分の事しか
考えず笑ったりしゃべったりすることが少ない。
注):一人っ子の鑑定には、我儘で、自己本位で、余計なことは
聞きたくないと言うことを念頭におかないといけない。
あまり正論を言うと怒ってしまうし、面倒くさがり屋で要
点しか聞きたくない。いらない冗談も聞きたくないことに
注意が必要である。
原文:長子従容不計較 任重道遠肯荷擔
訳):長男はおおらかでコセコセせず、細かいことに拘らない。
責任が重く道が遠くても、放棄することなく、どんな責任で
も背負っていく。
注):相手が長男であれば、あまりこせこせしない。鑑定料を
値切ったりすることもない。責任感が強いので、「全部
受けていきなさい」なんていうアドバイスをしてもかま
わない。
次回に続く。