王文澤秘伝・相外知内術 第17回
今回からは、動作篇に入っていきます。
話をしている時のしぐさや動作から、その人の隠れた気持ちを
読み取ります。
原文:多瞬語鋒得罪人 眼光左右意不親
訳):まばたきの多い人は、言葉で人を怒らせたり傷つけない
と気が済まない。
話をしている時に、目が左右あっち向いたりこっち向い
たりふらふらしている
時は、自分に親しみを感じていない。
注):元東京都知事・石原慎太郎さんが多瞬語鋒の実例です。
原文:凝神拒絶想別事 看下有事不敢陳
訳):瞬きもせずにこっちを見ているのは、こちらの言葉を
拒絶している。心の中で別のことを考えている。
こちらの話を、下を向いて聞いているのは、何かあっ
て、それを言い出せないでいる状態である。
注):凝神=こっちをボ―と見ること。
次回に続く