王文澤秘伝・相外知内術 第10回
今年度最後の記事になります。
来年度もよろしくお願いします。
原文:黒衣重人重外表 見機奉陽或遠陰
訳):黒い服を着たがる人は、外見だけで人を判断する。人の心を
深くのぞき事はしない。
また、決められたことを必ずしも守ることはしない。臨機応
変にどうすべきかを決めていく。
注):奉陽遠陰・・・表で人に奉り、陰で人に逆らったりする。
原文:紅衣耽楽多喜怒 橙衣八方是知音
訳):赤い服を好む人(主に女性)は享楽的で苦労を嫌う。
感情の起伏が多く喜怒哀楽が多い。
橙色の服を好む人は、八方美人で誰とでも仲良くなれる。
注):この文章では、女性だけを対象にしているということである。
次回に続く