五術

金面相法 第11回(最終回)

  さて、最終回です。

 

 1.四課三伝と人相の十二宮の関係

 

  一課を顔の中心ライン(額・印堂・顎の縦ライン)

  二課を一課の両横のライン(眉・目・顴骨・頬の縦ライン)

  三課を更に両外側

  四課を最外側(耳のライン)とします。

  初伝を上停、中伝を中停、末伝を下停とします。

  表にすると、人相の十二宮は下記の通り、配置されます。

 

 

           一課     二課     三課     四課

  *************************************

 

  初伝(上停)   官禄     父母     福徳

 

  中伝(中停)   命宮    兄弟・田宅   夫妻

           財帛    男女・奴僕   疾厄

 

  末伝(下停)          遷移

 

 

 2.占断

  占う事柄を十二宮に割り当てて判断します。

  例えば、「取引の儲けの如何」は、財帛宮を見て判断します。上図で言うと、一課と

  中伝にあたりますから、中伝と一課の十二支関係を見て判断します。

 

 十二支関係は、刑冲破害会合生剋比和等で見ますが、詳細は一般六壬書を参照くだ

    さい。

 

  ざっと、まとめてみると、以下の通りとなります。

  

 

  占的     占断 

  父母の事   初伝と二課の関係を見て吉凶を判断する。

  兄弟の事   中伝と二課

  友人の事   中伝と二課

  配偶者の事  中伝と三課

  子女の事   中伝と二課

  求財     中伝と一課

  疾厄     中伝と三課

  裁判     初伝と一課

 以上。

次週は何にするか思案中です。