五術

金面相法 第10回

  いよいよ占卜に入ります。
  金面で占卜を行う場合は、六壬の四課三伝を作成します。
  通常の占卜としての六壬は、以下の順で四課三伝を決めます。
  (詳細は一般の六壬書をお読みください)
  ①日干支を求める
  ②月将支を求める
  ③時支を求める
  ④月将支と時支から天地盤を求める
  ⑤日干から寄宮支を求める
  ⑥寄宮支と天地盤から一課・二課を求める。
  ⑦日支と天地盤から三課・四課を求める
  ⑧四課から三伝を求める。
  ⑨占時支から昼貴人・夜貴人の区別を求める
  ⑩夜昼貴人の別と日干から貴人位置(貴人となる十二支)を定める
  ⑪天地盤と貴人の十二支から順貴人か逆貴人かを求める
  ⑫各十二支に十二天将を割り振る

  金面における占卜の四課三伝は以下の通りとなります。
  ①日干支の代わりに時干支を用います。
  ②~④は欠
  ⑤時干から寄宮支を求める
  ⑥~⑧は後回しです。
  ⑨男性は昼貴人、女性は夜貴人とする。
  ⑩夜昼貴人の別と時干から貴人位置(貴人となる十二支)を定める
  ⑪男性は、時干が陽干なら順貴人、陰干なら逆貴人とする。
   女性は、時干が陰干なら順貴人、陽干なら逆貴人とする。
  ⑫各十二支に十二天将を割り振り、金面のタイプの十二支を求める
  ⑬⑫の十二支を一課の十二支とします。(つまり干上神がタイプの十二天将
          となる)
   これで天地盤の関係を逆算して、二課~四課、三伝も求めます。

 
  なお、今回は書きませんが、占時干支を生年干支に読み替えて、四課三伝と十二宮
  を作成し、人相の部位判断に加えて、理気の判断をするというのもあります。
  行運判断などは、細かく見ることができます。興味のある方は、古書店で「金面玉
       掌(香草社刊)」を入手してみてください。

 次回に続く